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心理コラム

うつ病患者の家族の接し方【ポイント】

2022.11.14

うつ病は脳神経の病気で、気合や根性では治りません。ベットから起きるに起きられない、仕事や家事ができないなどから、怠けていると取られがちですが、本人もそのことに大変焦り悩みながら生活していることを理解してあげることが一番大切なことです。

そこで、家族の方の接し方のポイントをまとめてみました。

・「頑張れ」などの励ましはNG。本人の思いや考え気持ちに共感しましょう。

・本人に決断や考えなどの意見を求めないようにしましょう。(小さな判断でも悩み、答えられないことでさらに自責となります。特に重大な決断は先延ばしにしましょう)

・運動や外出が出来ないことが多いです。時に一日中寝ていることもありますが、無理にすすめることはしないであげましょう。

・掃除、洗濯、料理などの家事ができなくなります。出来る範囲で負担を減らしてあげましょう。

・本人がしたくないことは無理強いは決してしないようにしましょう。

・一人で抱えず、専門医にまかせましょう。(その際、一緒に主治医に現状を聞いたりして病状を把握していきましょう)

・自殺の危険性もあるので、長時間一人にはしないようにしましょう。

家族は患者に気を遣い過ぎることもあり、気疲れが起こるかと思いますが、適度に距離をとりながら、ご自分の時間もしっかりとり一人で抱え込まないようにしていきましょう。

うつ病は再発を繰り返す病気でもありますが、早いうちの治療が再発を防ぎます。本人に自覚がない状態でもご家族がいつもと様子が違うと感じたら心療内科、精神科、心理相談室などでご相談していかれることをお勧めいたします。

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