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心理コラム

マスクとの付き合い方を考えよう~マスクを外すのが不安な方へ~

2023.04.01

マスク着用が個人の判断にゆだねられることになりましたが、マスクを外すことを不安に感じる方も多いでしょう。

 しかしながら、日本人に多い花粉症の季節とも重なって、まだまだマスクをして外出をする人は多そうです。マスクを外すことが不安な人も、急に生活スタイルを変える必要はなさそうです。

マスクを急に外す必要はない。

 もしあなたが、マスクを外すことに人一倍抵抗があることを自覚しているなら、それをマイナスに思う必要はありません。今現在は多くの人がマスクを外すことに少なからず不安をもっていますし、もはや習慣となっているマスク着用を急にやめることに違和感を覚える人は少なくありません。マスクを外すことをすぐに求められているわけではありませんので、「マスクを外さなければならない」という強迫的な思考は適切ではありません。周りの状況を見ながら、また、あなた自身の心や体調と相談しながら、ゆっくりマスクとの付き合い方を考えていきましょう。

なぜマスクを外すことが不安なのか、理由を考えてみる。

 あなたがマスクを外すことに不安を覚えるのは、どのような理由からでしょうか。前回のブログ記事で、マスクを外せない理由について考えてみました。例えば、ウイルスがどこかに潜んでいるかもしれないという衛生面に関する不安や、マスクを外すことで他者からどう見られるかという不安から外せないことがあります。また、マスクを外すことで人との距離感が急に近くなったように感じ、どうコミュニケーションをとったらいいのか戸惑うかもしれません。特にこれが不安だ、という人もいれば、全部不安だと感じる人もいるでしょう。

 自分が何を不安に思っているのか知ることで、それに対する対処法を考えることができるかもしれません。衛生面での不安が大きいのであれば、衛生面への対処をすることで不安を和らげることができます。

例えば、

・人と会ったときは手洗いうがいを十分にする。

・換気や除菌などの対策がされている店舗に行く。

・食事目的での集まりは避け、それ以外の集まりには参加する。

・食事はテラス席などの屋外でする。

といったウイルス対策が考えられるでしょう。「自分はこれだけ対策しているので、大丈夫だ」という思いを持つことで、安心して外出や他者との関わりを楽しむことができます。

相手から素顔をどう見られるかが不安な人は、知り合いの前でマスクを外す前に、外出先などで練習をしてみましょう。今はまだ素顔を出して外出すること自体に抵抗があるかもしれませんが、数年前のあなたは、素顔を出して歩くことに対して特に違和感なく過ごしていたはずです。まずはその感覚を取り戻しましょう。また人の印象は、顔の造形以外からの影響のほうが大きいです。髪型や服装、メイク、表情の作り方など、様々な要素が私たちの印象を形作っています。本来のあなたはどんな姿だったでしょう。まずは鏡の前でイメトレしてみるのもいいですね。自己イメージに自信が付けば、臆することなく相手と対面することができるでしょう。

 コミュニケーションが苦手な人は、まずはマスクを着けたままでよいので、対面でのコミュニケーションに慣れていきましょう。友人との集まりや会議などに参加し、マスクがない状態での会話やコミュニケーションの様子を観察してみましょう。環境に慣れていくうちに、もしマスクが煩わしく思えるようになったなら。それは、あなた自身が「会話に入りたい」「もっと発言したい」と感じ始めた証拠でもあります。そう思えたとき、自然とマスクをする機会も減っていくでしょう。

 マスクは「外さなければならないもの」ではありません。時に、マスクは自分を守るための道具にもなることもあります。体調がつらいときや気分が晴れないときに無理にマスクを外す必要はありません。自分自身の体調と相談しながら、マスクとの付き合い方を考えていけるといいですね。

 

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