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心理コラム

メンタルのセルフコントロール2,認知のモニタリング<企業メンタルケア>

前回の続きのメンタルのセルフコントロールについて具体的にお話していきます。

今回は前回の「ストレスの同定」につづいての2番目の「認知のモニタリング」についてです。

2,認知のモニタリング

モニタリングとは、監視、観察などを意味し、対象の状態を観察記録することを指します。

つまり認知のモニタリングとは「今自分に何がおこっていうのだろうか?」というこころの中を観察することです。

人はストレスを外部から受けると4つの領域が反応を起こします。それが「認知・気分感情・身体反応・行動」です。これをストレス反応と言います。

この4つの領域を観察し知ることはストレス緩和へと繋がるきっかけとなり、特に「認知=あなたの考え」をよく観察して知ることは客観的に捉えることに繋がりネガティブな反すうにのまれなくなってきます。

モニタリングの仕方の一つをご紹介します。

ストレス下にいるとき、あなたはどんなことが頭をよぎりますか?

「私ばかりなんでこんなにやらなきゃいけないの?」

「きっと私は嫌われてるんだ」

「なにやってもうまくできない・・・」など

ネガティブな言葉が駆け巡っているかと思います。それを紙に書きだしてみてください。話しているかのように鍵かっこ「」をつけて!

このようにあなたがストレス下の時に今思っていることを言語化することを外在化といい、この外在化をすることで、自分のこころを言葉により認識することが可能となります。これが客観視につながり、少し俯瞰して自分の様子をうかがうことが出来ます。

これを同じように「気分・感情」「体の反応」「行動」にわけて外在化していきます。

さあ!これが出来たら3番目のマインドフルネスです!!

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